朝に比べて夕方に「むくみ」を感じる方も多いと思います。
朝よりも夜がむくむのは、様々な生活習慣で身体中の水分の巡りが悪くなっているからなのです。
中でも心臓から遠い位置にある脚は、脹脛の筋肉がポンプのように働いて、血液やリンパ液を
循環させています。
しかし、「座りっぱなしで脚を動かさない」「脚に負担がかかる靴を履いている」
「身体が冷えている」などが理由で、ポンプの働きが滞ると、水分や老廃物がたまり、
むくみが起こりやすくなります。
この憂鬱なむくみをそのままにしておくと溜まった水分によって体が冷え、だるさや疲れなどの
不調に繋がります。
むくみをケアするには、「水分代謝を高める=水はけのよい体」になるのがカギ
水分代謝を促すのに効果的なツボ押しで、セルフケアしましょう。
それでは、5つのツボ押しポイントをご紹介します!
ツボ押しは、3秒かけてゆっくりと押し3秒かけて徐々に離すようにして、
10回ほど繰り返すのがポイントです。
ここを押せばスッキリ!5つのツボ
腎兪(じんゆ)
水の流れの滞りを調整するツボです。手足の冷えや、むくみの改善に効果を発揮します。
また、ホルモンバランスを整える効果もある為、生理不順や生理痛の改善など
婦人科系の不調を抱えている人にもおすすめのツボです。

肘の高さとほぼ同じ高さで背骨の両脇部分
が気持ちの良さをツボ!
復溜(ふくりゅう)
気の流れ、水の流れをスムースにするツボです。
腎臓の働きをよくする効果があると言われ、余分な水分の排出を促しむくみを改善する事ができます。
足のほてりを感じる時やスタミナ不足気味と感じた時などにおすすめのツボです。

内くるぶしの一番出っ張ったところと
アキレス腱の間にある窪みから指幅3本程度上のアキレス腱の少し凹んだ部分がツボ!
水分(すいぶん)
利尿作用を高めてくるツボです。
水分代謝を促し、身体の水はけを良くしてくれる作用があります。
水分は言葉の通り「水分」調整に効果的ですので、腸に働きかけてお腹の水分調整をします。
お腹の調子が悪いなという時に押してみてください。

お臍の上の親指1本分上にある部分が
ツボ!
郄門(げきもん)
顔のむくみをおさえるツボです。
頬車は顎のラインを整え、口や目の歪み、顎や肩の強ばりを取ることができます。
むくみの原因の1つとなる消化力の低下を防ぐこともできます。

肘の横しわと手首関節の横しわの
真ん中より少し手関節側部分がツボ!
頬車(きょうしゃ)
顔のむくみ・頬のたるみに効果的です。
頬車は顎のラインを整え、口や目の歪み、顎や肩の強ばりを取ることができます。
むくみの原因の1つとなる消化力の低下を防ぐこともできます。
美容鍼灸でもよく使われるツボ「頬車(きょうしゃ)」を押して、顎のラインを引き締めましょう。

耳たぶの下から下あごの骨の角に向けた
線上の真ん中の部分がツボ!
日常できる「むくみ解消」ポイント
むくみになる前の予防に力を入れましょう!!

①オフィスではひざ掛け、カーディガンなど冷やさない工夫をしましょう。
②1時間以上、同じ姿勢にならないよう意識的に動くようにしましょう。
③運動不足になりがちなら、意識して階段などを利用して脚の筋肉を使いましょう。
④冷たいものばかりではなく、常温の飲料やカフェインなしのハーブティなどに
変えてみましょう。
⑤余分な水分を排出する作用のある「カリウム」を多く含む食品、すいか、アボカド、落花生など
取るようにしましょう。
⑥しっかりお湯をためて入浴しましょう。