足は第二の心臓です☆外出先でも即効温まる!
RESERCH
末端冷え性の原因とは!?
ぐっと寒さが増す冬は、手足が冷たくなる〝末端冷え性〟に悩まされる人が増えます。
これは寒さや冷えを感じた体が、内臓を優先して温めようと働くため。
熱がこれ以上失われないように、体が末梢血管をキュッと閉じるために起こる現象なのです。
その結果、手先・足先の皮膚表面の血流が悪くなり、冷たくなるというわけです。
LET’S TRY!
体温を守るための体温調節とはいえ、手足の冷えを我慢するのはつらいもの。
「即効温まる!末端冷え撃退術ツボ押し」を試してみてください!
女性はもちろん、男性にもオススメです。
実践1 外出先ではツボ押しで乗り切る!
冷え性には何といっても「足湯」が効くのですが、外出先で気軽にできるものではありませんね。
そこで、応急処置として脚のツボを押して血行を促し、冷えをとりましょう。
冷えとりのツボ「三陰交」と「太谿」
◆三陰交のツボは、脚の内側のふくらはぎの下(内側のくるぶしから指4本を横にして、すぐ上にあるツボ)にあります。親指で少し強めに刺激します。
◆太谿のツボは、内くるぶしとアキレス腱の間にあります。
三陰交から太谿へ、さするようにマッサージするのもお勧めです。
☆足を揉んで全身を温める
冷え性に効果が期待できる反射区は、腰椎、仙骨、坐骨神経です。
【腰椎・仙骨】
腰椎は脊柱の一部で、腰の部分です。上部は胸椎に、下部は仙骨に続いた5個の椎骨からなります。
仙骨は、椎骨の最下部の三角形の骨で、坐骨神経が出ています。
腰椎の変形や、仙骨の歪みで下半身の血流が悪化すると、腰痛や冷えなどの不調が出てきます。
反射区の位置は両足の側面(内側面)にあり、足のアーチを作っている骨に沿って腰椎と仙骨が並んでいます。
骨のすぐ下に溝状に凹んでいる部分で、腰椎から仙骨へ流すように押して行くと効果的です。
【坐骨神経】
坐骨神経は、腰椎と仙骨から出る神経が束になり、梨状筋の下、太ももの裏側、ふくらはぎなど体の後ろ側を通って足底まで伸びている、末梢神経の中では一番太くて長い神経です。
坐骨神経痛は、腰椎の変形が自律神経を圧迫して発症します。
自律神経と冷えは密接な関係があり、冷え性が自律神経失調症を引き起こすこともあるのです。
自律神経が整うと血流が改善されるため、手足などの末端まで血行が良くなり、冷え性も緩和されます。
坐骨神経の場合は、反射区ではなく坐骨神経そのものが通過している地点で、両足のふくらはぎにあります。
内側は、くるぶしの上辺りから脛骨に沿ってひざの下まで。
外側は、同じく腓骨に沿ってひざの下までになります。
骨のキワに指を入れるように流していくと効果的です。
足を揉むときは指の腹や、指の関節などを使います。
力がない方や、より強く刺激したいという方は、足もみ棒などを使ってください。
足は該当する反射区だけを揉むのではなく、足全体を揉んで全身の血行を促進することを推奨しています。