春の冷え症対策について
4月も始まり、新しい季節の始まり。
雨桜になって暖かい日も増え、春を感じられる季節になりました。
しかし、気温が上がっても、相変わらず足元やつま先などが冷えるという方がいます。
このような下半身、特に足元が冷たく上半身が温かい状態を「冷え」といいますが、
春は日照時間や気温が上がる分上半身が暑さにさらされることが多く、
下半身との温度差が大きくなり冬より「冷え」を感じやすい季節だったりします。
そんな冷えを防ぐ為に対策方法を見ていきましょう。
4月からの冷え症対策①
1つ目は身体を直接温めることです。
身体には温めるのに効果の高い箇所がいくつかあり、そこをしっかりと温めることで効率よく
全身に血を巡らせることができます。
効果が高い箇所とは「血流が多いところ」です。血流が多いところといえば、太く大きな血管。
太い血管が体表面近くにあるのは首や脇の下、股関節などが代表的です。また、筋肉も血流が多いところです。 お腹と腰まわりと太もも。
この3か所だけで体全体の筋肉の約7割が集まっていますので、ここを温めることで全身を
効率よく温めることができます。
家の中であれば、入浴するなどこれらの部位を温める方法は色々ありますが、外出先では身近なものを上手に利用してみるのも良いですね。カイロや暖かいペットボトルなどを利用してみてはいかがでしょうか。ただし、カイロなどを同じ部位に長くあて続けると低温やけどを起こす可能性がありますので、ご注意ください。
ちなみに、効率よく全身を温められるということは効率よく冷やすこともできるということになります。暑い日に熱中症になった場合には、これらの部位を冷やすことで効率的に全身を冷やすことができます。
4月からの冷え症対策②
2つ目は軽めの運動を行うことです。
身体の「熱」を生み出してくれるのは、主に全身の筋肉です。運動不足気味だと、筋肉は萎縮して細く固くなってしまい「熱」を生み出す力も弱まってしまいます。先月ご紹介したロコモの対策にもなりますので、階段を使用したりストレッチや軽い体操を行うなど、無理のない範囲で運動量を増やしましょう。
最後に
春になったといっても、まだまだ気温の低い日があったり、朝と昼の寒暖差も大きい時期です。
こうした気温の変化に人間の身体は急激に対応できません。
冷えに気を付けて、楽しく春を過ごしましょう。そしてお花見をしましょう!!