あれ、なんか調子わるい?
厳しい残暑が過ぎて、だんだんと過ごしやすい季節になってきたのに、なんだか体の調子が良くない…と感じる方もいるのではないでしょうか?
季節の変わり目は体調を崩しやすいといわれています。一体なぜなのか、その原因を知って乗り切るための方法をあるのでしょうか。
なぜ季節の変わり目には体調を崩しやすいのか
季節の変わり目は、朝晩の寒暖差が激しく、気圧の変化も大きい時期になります。この寒暖差と気圧変動は体調不良を引き起こすきっかけになります。特に秋口は急激に気圧が下がる台風シーズンでもあり、「台風が来ると頭痛や熱っぽい気がする」という方もいるのではないでしょうか。
この天候による体調の変化には、自律神経が関係していると言われております。
自律神経には、昼間や活動時に作用する「交感神経」と、夜間やリラックスしているときに働く「副交感神経」の2種類があります。これらがうまくバランスを取って作用することで、体温や発汗の調整、呼吸、循環、代謝などがスムーズに行われています。しかし、寒暖差が大きくなると、体温や発汗を頻繁に調整しなければならなくなるため、いつも以上にエネルギーを消耗して疲れやだるさが出てしまうというわけなのです。
また、気圧が変動すると血管が収縮したり、膨張したりしますが、交感神経と副交感神経を切り替えて通常時の血管の状態に戻そうとします。
そのため、気圧の変化によって、交感神経が働かなければならない昼間に副交感神経が優位に働いてしまい、仕事中や授業中に眠気や倦怠感が表れることもあるのです。
台風のような急激な気圧の変化に対しては、切り替えがうまくいかなかったり、自律神経のバランスが乱れて対応しきれなかったりすることで、頭痛や発熱などの症状が見られる場合があります。
さらに、月平均の寒暖差が大きくなる9~11月、3~4月、6~7月頃は、環境が変わる人も多いシーズンです。異動に伴う引っ越し、転職や衆力、進学や進級など、生活に変化が起こりやすい時期。こうしたことによるストレスや生活リズムの変化も、自律神経の乱れや体調を崩すことの要因になっていると考えられます。
体調の変化
実際どんな症状が表れやすいのでしょうか。
頭痛
頭痛は、季節の変わり目に表れやすい代表的な症状です。ズキズキと痛む片頭痛や、首の後ろあたりから痛みが続く緊張型頭痛も、気圧の変化による症状の一つと言えます。
肌荒れ
自律神経のバランスの乱れが原因の一つになっているようです。自律神経のバランスが崩れて便秘になったり、不眠気味になったりすることも肌に良くない影響を与えます。寒暖差などの気候の変化も肌の刺激になるため、特に敏感肌の人は季節の変わり目は注意が必要です。
消化器官の不調
自律神経は胃腸とも関わりが深く、そのバランスが乱れると胃痛や胃の不快感、腸の不調によって下痢と便秘を繰り返す「過敏性腸症候群」のほか、口の渇きや味覚障害、嘔吐、過食や拒食などが見られることもあります。
めまい
気圧の変化は、内耳という耳の奥にある器官で察知します。この器官が過敏に反応することで、めまいの症状が起こると言われています。また、内耳のリンパが増えて水ぶくれの状態になる「メニエール病」についても知っておきましょう。ぐるぐる回るような回転性めまい、難聴、耳鳴りが繰り返し起こるメニエール病は、季節の変わり目にも発症しやすく、30~50代の多忙でストレスがかかりやすい世代に多い病気です。吐き気や顔面蒼白、冷や汗などを伴うこともあります。早期に治療することが大切ですので、突発性の難聴を伴うめまいに気づいたらすぐに医師に相談しましょう。
その他、肩こり、不眠、倦怠感、目の疲労なども見られます。さらに、症状がはっきりと表れない冷や汗や動悸、気分の落ち込みや情緒不安定など、体だけでなく心の不調も、季節の変わり目に表れやすい傾向にあります。
季節の変わり目を健康に過ごすために大切なこと
季節の変わり目に表れる体調不良は、体から心の症状まで多岐にわたります。気候の変化は避けられませんが、自律神経のバランスを整えることで、症状を緩和できます。健康に過ごすために、日々の生活の中で体を温めることに気を配ってみましょう。以下の商品で体を温めるのはどうでしょうか。
腹巻
体の真ん中を通る太ーい血管を温めることによって自律神経のバランスを整えます。
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第2の心臓と言われる足を温めることによって体中の血のめぐりをよくさせ自律神経のバランスを整えます。
おわりに
冷えは自律神経のバランスを崩れさせます。体中を温めて冷えから身体をまもり。強く健康に生きていきましょう。